(1)車の乗り降りについて
車の乗り降りは、足を開こうとするから失敗するのです。
まず、頭を少し下げるようにして、両足をそろえたまま、シートに横向きに
腰かけ、そのまま体だけを回転するのです。
もし、バッグなど手荷物があれば、先に座席に置きましょう。
車内では、帯結びがくずれないように浅く座りましょう。
降りるときには、逆の要領で、両足をそろえて、横向きになり足から
先に車外に出ます。また、車を降りたら、帯の形をチェックして下さい。
(2)階段の上り下りについて
おはしょりの下の上前付近を右手で軽く持ち上げ、つま先上がり下りしましょう。
(3)トイレのときは?
ゆかたを一枚ずつめくる感覚で、上前・下前両方のつま先をそれぞれもって、
まず上前、次に下前をひざの上までめくります。さらにシワにならないように
気をつけて、両脇いっぱいまでめくり、両方のつま先を帯の上側にはさみこめば
OKです。裾を下ろすときは、下前を下ろして整えてから、上前を重ねましょう。
最後に、後ろのおはしょりが捲れ上がってないか、チェックして下さい。
(4)袖の扱い方について
少し離れたものを取るときは、袖口を軽く押さえるようにしましょう。
二の腕が見えるのもゆかたのマナー違反です。
ゆかたの着付けに必要なもの
ゆかたの着付けには、ゆかたと帯以外にも必要なものがありますので、ここで、
参考までに紹介しておきます。
@ 下 着
汗や汚れからゆかたを守り、薄い素材が多いため透けるのを防ぐのが役目です。
*裾よけ・肌襦袢、ゆかた用スリップなど
A 帯 板 ・ 紐 類
ゆかたをきれいに身体にフィットさせるために、必要な腰紐、胸紐、伊達締め。
帯板は、帯の前のシワを防ぐための必需品です。
B 補正用グッズ
ゆかた&和服を着る場合は、「凹凸」のない筒型の体型が理想的です。
ウエストのくびれなど、タオルを巻き、腰紐を巻いて補正します。
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