きもののアフターケア



 外出先での応急手入れ
 飲み物をこぼしたときには、すぐきれいなお絞りやタオルで汚れた部分をたたく
 ようにして汚れを浮かし、取っておきます。
 (その時、こすらないよう注意して下さい。生地にすれができます。)
 とらあえず応急処置をして、すぐ呉服の専門店に出して処理してもらって下さい。

 帰宅してからのお手入れの基本
 まず、きものからほこりを払い落として下さい。
 さらに、きものハンガーにかけて風通しのよいところで陰干しをして下さい。
 ほこり・簡単な汚れ・しわ・湿気などが取れてにおいも防げます。
 そして、しまう前にシミがついてないか、チェックして下さい。

 きもののしまい方
 基本的にはきものは湿気を嫌いますから、常に日陰の湿気の少ない場所で
 保管するようにします。
 きものをしまう際の基本は、あまり折り目や押し目をつけないようにすることです。
 きものをたたんでしまう場合には、そのたたみ折った部分に紙などを入れて、
 折りじわを防いだり、布のあいだに薄紙を入れたりします。 

 きものには虫干しを!
 きものにとって湿気が大敵です。
 その対策として、昔より虫干しが行われています。
 風通しのよい日陰で(午前9時〜午後3時)干して下さい。
 長時間干すとかえって湿気がつきますので、夕方までにはしまいましょう。
 時期としては、地域により多少異なりますが、乾燥している時がいいでしょう。
 冬場の寒干し(雪の降らない地域)・土用干し(梅雨明け後)などですが、
 雨・雪が数日降ってない乾燥した時にしましょう。 

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